家主風FT影丸講座 其の壱

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チェンジ技選択の道標


チェンジ技選択の道標

FTでは各キャラに2つずつチェンジ技が付くようになっている。それぞれが異なった性能を持っており、どれを使用するか考えるのもFTの楽しみの1つと言えるだろう。それでは影丸のチェンジ技について、各技の性能面から検証してみよう。

葉隠流・陰 揚撃⇔岩暫破
曲輪蹴り⇔胴砕き

○葉隠流・陰 揚撃(
エボから追加されたのがこの揚撃である。しゃがみ状態から出せる中段技で、エボの頃は硬化カウンターヒットで相手を浮かせて安定コンボを決めることが出来た。しかし、FTでの揚撃はその長所であった「硬化カウンターで浮かせることが出来る」性能が消えてしまい、カウンターヒットでのみ浮かせるようになっている。この面については性能ダウンの感は否めないのだが、その他基本的な性能は変わっておらず、使いやすさは相変わらずなので、選択肢の1つに十分加えることが出来る。性能を書き出すと下記のようになる。

・発生フレームは15フレーム
・硬化カウンターヒット時4フレーム有利
・ノーマルヒット時2フレーム有利
・小カウンターヒット以上で浮かし
・ガード時5フレーム不利
・中段判定
・ノーマルヒット時のダメージ値は21
・直線技

上記で知っておきたいのは、ノーマルヒット以上で影丸側が有利になると言う点。ヒット後は再度揚撃を狙うといった強気な戦術も有効になる。また、ガードされても確定反撃は無いので、その時は相手キャラや癖に合わせた対応を取っていこう。連携に組み込む場合は、地摺り弾()から狙うのが基本。地摺り弾ヒット後は3フレーム有利になるので、揚撃を出せば大抵の反撃にはカウンターを取ることが出来る。但し直線技なので、相手の避けには十分注意すること。

○岩暫破(
この岩暫破は4から復活した技である。4の時はノーマルヒットでダウンを奪うことが出来たが、FTでは硬化カウンターヒット以上でしか浮かせることが出来なくなっている。但し、リーチの長さは相変わらずで、中間距離で使用していけるのが強みだ。浮かせた後にはコンボを狙うことが出来るが、ヒット効果、足位置、相手キャラでコンボが大きく変わり、全キャラに安定するコンボというものが無い為、毎回正確にコンボを決めるのは難しい。

・発生フレームは15フレーム
・硬化カウンターヒット以上で浮かし
・ノーマルヒット時2フレーム有利、相手をしゃがませる
・ガード時6フレーム不利
・中段判定
・ノーマルヒット時のダメージ値は16
・直線技
・酔い覚まし効果−1

上記にあるように、酔い覚まし効果があることに注目。舜帝戦で打撃技でKOした後はとりあえず出しておくとバウンドヒットする等して飲酒量を削れるので、舜帝戦では意識しておこう。

○曲輪蹴り(
エボから引き続きの登場となるのがこの曲輪蹴り。エボの頃より若干出が早くなり、ボタン押しっぱなしで背向け状態で十文字構えに移行出来るようになった。また、特殊上段ではあるがガードさせると影丸側が有利になる。モーションが独特なので、トリッキーな連携を組み立てたい時は曲輪蹴りも選択肢の一つとして考えられるか。

・小カウンターヒット以上で浮かし
・ノーマルヒット時3フレーム有利
・ガード時1フレーム有利
・特殊上段判定
・ノーマルヒット時のダメージ値は25
・半回転技(腹側避け)
・技後は背向け状態になる
・ボタン押しっぱなしで十文字構え移行(背向け状態)

特殊上段判定なので、しゃがまれるとガードさせることも出来ないので注意しよう。主な用途としては、半回転技であることを利用して相手の起き上がりに重ねる、ガード気味の相手に連携の一部として用いる、といったところ。距離を開けた状態でけん制の意味でおもむろに出すのもよい。小カウンターヒット以上で相手を浮かせることが出来るが、その後は空中コンボを狙うことが出来るので、使用する際は覚えておくこと。

○胴砕き(
FTからの追加技で、通常構えで立ち状態から出すことの出来る膝蹴り。ノーマルヒットさせても影丸側が若干不利になるが、小カウンターヒット以上で急所崩れダウンを誘発出来るのがこの技の最大の特徴だ。崩れダウン後は裏水車()や風刃裏水車()での追い打ちが確定するが、急所崩れということでヒット確認が若干難しくなっている。

・発生フレームは17フレーム
・小カウンターヒット以上で急所崩れダウン
・ノーマルヒットで1フレーム不利
・ガード時10フレーム不利
・中段判定
・ノーマルヒット時のダメージ値は22
・直線技
・技後は足位置が入れ替わる

ガードされると10フレーム不利となり、上段投げが確定反撃になるので、避け投げ抜け等の防御的行動を取っていくようにしたい。主な使いどころは影丸側が有利な状況で、カウンターヒット狙いで使っていこう。尚、上記記載通り技後は足位置が入れ替わるが、裏水車、風刃裏水車でコンボを狙う上では影響は無いので、それほど気にすることではない。

結局どの技を選択するかは個人の判断でということになるのだが、あえて各技の選択のポイントを挙げるとすれば、揚撃は近距離でガンガン押していきたい人、岩暫破は中距離での選択肢を増やしたい人、コンボでダメージを稼ぎたい人、曲輪蹴りは相手をかく乱しつつトリッキーな攻めを展開していきたい人、胴砕きは近距離での選択肢に膝系を加えたい人、コンボでダメージを稼ぎたい人、といった具合になる。


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